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違ったまま、自分のままで、同じ方向を向いている|大人の島留学生・島体験生報告会

9月19日(木)隠岐國学習センター、隠岐島前高校に所属する大人の島留学生・島体験生の報告会を開催しました。今回、報告発表をするのは大人の島留学生6人、大人の島体験生2人の総勢8人です。9月末で離島する島体験生の2人にとっては、これが最終報告会。そして、島留学生にとっては折り返しの中間報告です。

一人ひとりが「なぜここに来たのか」「何を期待してきたのか」からスタートして、隠岐島前教育魅力化プロジェクトの一員として過ごした日々を経て「何を感じて」「どう行動したのか」、そしてこれからの自分について、時に涙しながら自分自身の言葉で話してくれました。

まっすぐな言葉を真剣に聞く

島体験生の相田くんは、最後のメッセージを「サヨナラCOLOR」の弾き語りで、同じく島体験生の星川さんは、自作のフォトエッセイを使って報告するなど、報告のやり方もそれぞれの個性が光ります。

バンドマン相田くん、しみる歌声でした
「しまとわたしと 星川七海」

報告会で紡がれた言葉の中で印象的だったものをいくつかご紹介します。

学習センターでやっていることにワクワクするだけじゃなくて、そこに「自分がやってみたい」っていう主体性が追加された。

吉岡慧(学習センター高校チーム)

小さくてもできたことを「できた」と自分で認められる勇気を身につけた。

近藤亜紀(学習センター高校チーム)

個別最適、誰ひとりとして取り残さない環境を学習センターでやることの難しさを感じてわからなくなる。まだ迷子だなと思う。

岸川桃子(学習センター高校チーム)

魅力化ではインターン生たちそれぞれの個性がいちばんよいあり方で紡がれていて、それがチーム力になっている。

相田康太朗(学習センター高校チーム)

結局白黒はっきりつくものなんてほとんどなくて、全てがグラデーションとバランスの中でうごめいているのだなーと思う。

星川七海(学習センター小中チーム)

魅力化のスタッフは「理解できるけど共感できない」相手に対しても、とにかく相手のことを一生懸命に聞く。それをすることでお互いに自分を出して認め合える関係ができている。

渡邉葉奈(隠岐島前高校チーム)

仕事を抱えすぎて「完璧主義を手放した方がいいか?」と思ったけど、ひとりはそういう人がいてもいい、チームだからこだわりを手放さなくていいと言われた。

鈴木うらら(学習センター小中チーム)

可能性や自己肯定感を感じるのは「結果」。まずは目の前にあることを自分自身も一緒に面白がることで、子どもたちの感性を開いてあげたい。

村松陽(学習センター小中チーム)

教育という、誰もが経験し人生において何かしら関わり続ける大きなテーマの中で、いま置かれた場所で「自分にとってどうか」「目の前の生徒にとってどうか」「島前地域にとってどうか」を感受性高く、真摯に、正直に問いながら、迷いながら立ち向かっていることがひしひしと伝わる、熱量の高い報告会になりました。

そして、個性豊かでまったく異なるバックグラウンドを持つ8人が、それぞれ違った業務を経験しているのに、出てくる言葉はどこか似ている。見ている方向は同じだと感じる、そんな素敵な時間でもありました。

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2025年春から学習センターに参画してくれる大人の島留学生を募集しています。募集の詳細は採用ページよりご覧いただけます。

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なお、今回の募集は「大人の島留学」という、報酬のある制度を利用しての採用となります。エントリーに際しては大人の島留学に関するページも併せてご確認ください。

学習センターでは、大人の島留学生たちによるインスタライブも開催中!島留学生のリアルな声が聴ける機会です。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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