地域共創科活動記録(1期生:南本夏江)
みなさんこんにちは!隠岐島前高校2年生の南本夏江です。
今年度から新設された地域共創科(以下共創科)の1期生として、高校ライフを楽しんでいます。
今回は、私が共創科で取り組んでいるプロジェクトについてお話しします!
自己紹介
ではまず初めに、私の自己紹介をします。
南本夏江
出身:奈良県
趣味:サッカー観戦
島前高校を選んだ理由:縁を感じた、寮生活がしたかった
共創科のプロジェクト以外にも、学校内外関わらずたくさんの活動を行っています。よろしくお願いします♪
マイプロジェクト
それでは、共創科でのプロジェクトについてお話ししていきます。
私のプロジェクトは、高齢者福祉を課題としており、「お年寄りが楽しめる時間を作る」がテーマです。毎週6時間ある「地域共創DAY」を使って、定期的な集会の開催や、地域のおばあちゃんのお家に遊びにいったりしています。
私が高齢者福祉に取り組もうと思った理由は、「地域のおばあちゃんたちと仲が良かったから」と「地域のニーズが想像以上にあったから」の二つが挙げられます。
共創科でどんな内容をテーマに活動しようか悩んでいたとき、地域のおばあちゃんたちに真摯に相談に乗っていただいたりして、ふと、私に関わってくださる地域の方々が笑顔になってくれたら嬉しいなと思いはじめました。そしてその想いを伝えたところ、共感していただくことができ、徐々に困っていることや高校生に担ってほしいことなどを教えていただけるようになりました。
その中で、私が考えていた以上に福祉活動は必要とされていることに気づきました。なんといっても、隠岐島前高校のある海士町は人口2300人ほどのうちの1000人弱が65歳以上の高齢者です。今は、私もとても必要とされている高齢者福祉に関わっています。
共創科でこのプロジェクトを行うにあたって、地域の現状や日本国内外の実例を調べ、社会的にも“介護予防”は必要とされていること、地域コミュニティの増進に必要不可欠なことなどを確認しました。共創DAYはフィールドワークだけかと思いきや、エビデンスの調査などにもしっかりと時間を取ることができるので、より質の高い探究活動を行えています。
私が実際に開催したイベントには9名の地域の方と2人の高校生が参加し、活動の趣旨通り、ともに楽しい時間を過ごすことができました。
開催までには、苦手なアポ取りを行ったり、招待状を準備したり、企画書を作成したり、と今までにはあまり経験することのなかったこともあったし、地域の方にお話を聞きにいったり、手作りのお茶菓子の準備をしたりと楽しいこともありました。その間も、地域の方々に全面的にご協力いただき、無事成功を収めることができました。
開催後も、アンケートをもとに結果をまとめたり、第2回に向けて内容や時間配分を見直したりと、粘り強く、一回きりにならないように工夫を重ねました。スキルや精神力の向上だけでなく、集会の開催を通して、地域の方々と共になにかを作り上げるときにいちばん大切なのは、「共感を得ること」だと気づくこともできました。
最後に
私にとって地域共創科は、自分自身を最も成長させてくれるところです。
もちろん、ただ興味のあることを探究していればいいわけではないので、その分辛いことも困難なこともありますが、達成できた時の喜びは、今までとは比になりません。
簡単じゃない道を歩いていくので、自分で自分の未来を創っている感じがとってもして、毎日が輝いているような気もします。
もし、この記事を読んでくれた、今から進路を決めようとしている14歳や15歳の君たちが、「未来」を大学進学や、いい企業に就職すること以外の意味で捉えているのならば、ここで、共に未来を創りましょう。
それでは、いつの日かまたお目にかかれるときまで。
未来の普通科より、想いを込めて。