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魅力化構想はコンパスなのかバトンなのか。それとも...

こんにちは。
隠岐島前教育魅力化プロジェクトnote担当の浅井です。

隠岐島前教育魅力化プロジェクトは、今年で14歳になりました。
振り返ってみると、14年間いろんなことがありました。
島の子どもがどんどん減り、
高校の3学年すべて1学級になったのが2008年。
外から生徒を募集する「島留学」制度をスタートし
「隠岐國学習センター」をオープンしたのが2010年。
様々なチャレンジが実を結び高校は再び2学級にもどり
新しい寮ができ、スーパーグローバルハイスクール(SGH)となり
地域共創科ができ...ほかにもいろいろなチャレンジがありました。
成功ばかりなわけはなく、常に挑戦、失敗、そしてまた挑戦、挑戦。
現場の先生たち、管理職の先生方、地域の人たち、
そして魅力化プロジェクトスタッフたちの辿ってきた
書き尽くせない歴史が、今の隠岐島前高校を支えてくれています。

時は2023年。
実はこの歴史を継承していくためにも
今年はとっても大切な1年なのです。
日々カバンに入れて持ち運んでいる
この「第3期魅力化構想」は2019年に施行されて
5年目になる今年がラストイヤー。

このタイトル、すごく好きです。未来は自分たちでつくれるんだよ、と背中を押される

来年度からまた新たな「構想」をもとに未来を創っていく
…ということになっているのです。
つまり今年は、第3期構想に描かれたことが
実現されたかどうかを検証しつつ、
新しい「第4期魅力化構想」を練っていく年ということです。

どんな未来を描けばいいのか。
その未来の描きかたはどんな方法がいいのか。
私たちはなんのために、この仕事をしているのか。
毎週のように頭を悩ませ、みんなでウンウン唸りながら考えています。
考えても考えてもこたえのない問いに
向き合い続けることは正直しんどいです。
それでも考える。だって、未来は意志が創るのだから。

構想づくりは昨年度から少しずつスタートしています。これは2023年2月のミーティングの様子

先日のミーティングで
魅力化構想にどんな役割があるのかを考えた時のこと。
ある人は
行き先を示してくれるコンパスのようなもの
と言い
また別の人は
未来につなぐためのバトン
と言いました。
きっと、どちらの役割もある。
人によって使い分けてもいい。
大切なのは、この構想の役割が未来を創る人たちに
ちゃんと伝わるものになっているのか、ってことじゃないかなと思います。

5年前「第3期構想」策定時の様子。今は卒業したメンバーもこの構想に思いを託してくれました

これまでの歴史を背負えば、苦しい気持ちもあります。
でも、島前という場所が豊かで幸せな場所であり続けるために
私たちにできることがあると捉えたら
なんてワクワクする仕事だろう、と気概を感じます。

noteでも構想づくりのあれやこれやを綴っていきます。
noteを通じて、未来をつくるプロセスを共に歩んでもらえたら心強いです。
スキとかコメントをいただけることが、メンバーの励みになります。
さらに「こんな未来の描き方もあるよ」とアイデアをいただけたら
もっと嬉しいです。
このnoteを通して、地域の未来をぜひ一緒に描きましょう。