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成長を喜び合える、側にいる大人:隠岐國学習センタースタッフの仕事

隠岐國学習センターは、隠岐島前高校と連携している公立塾です。2010年に開設し、生徒にとってどんな場所であるといいかを常に考えながら運営を続けてきました。

現在は主体的に自ら学んでいく力を育む「自立学習支援」と、対話や実践を通して自分の興味や夢を探究していく「夢ゼミ」、生徒とじっくり関わる「だんだんトーク」(面談)を軸に、生徒一人ひとりに寄り添った場づくりに取り組んでいます。

学習センターには、受験やテストに向けて黙々と自立学習に取り組む生徒もいれば、自分の興味関心について大人と議論を重ねる生徒、友だちとただただおしゃべりをして過ごす生徒の姿もあります。施設の入り口は交流スペースになっており、地域の方々が立ち寄ったり、勉強会やイベントを開いたりと、さまざまな人が行き交います。

学力も希望する進路も、興味関心も多様な隠岐島前高校の生徒たちに対して、それぞれが希望する進路を実現するためのサポートを行っています。


主な仕事内容

学習センターで働くスタッフの仕事は、生徒と関わること、地域の方々と関わること、施設の運営に関わることなど多岐にわたります。相談を重ね、お互いに得意なことを活かしながら、多様な生徒たちにとって居心地のいい場所になるよう、日々の運営に取り組んでいます。

自立学習の伴走
学習センターでは、自分で学び、自分自身で動いていける力をつけることを大切にしており、生徒たちは自分の目標に合わせて計画を立て、学習に取り組んでいます。学習センターのスタッフは、一人ひとりの学習に伴走し、わからない問題の解説や考え方のアドバイス、学習の計画・実行・振り返りを繰り返しながら、自律的に学んでいけるサポートを行います。

推薦・総合型での受験を控えた生徒からは、志望理由書を制作する際の相談にのることも少なくありません。学年ごとに担当を分けていますが、得意な教科や分野、生徒との相性を考慮しながら、仕事を分担しています。

生徒たちの関心や学力、希望する進路はさまざまです。そのため、ここでの学習は学力を上げることだけが目的ではありません。まずは生徒一人ひとりをよく見て、深く対話し、関係性を深めることで、進路実現や自己実現への伴走ができるようになります。

夢ゼミの運営
生徒自身が興味関心を持ったことを、隠岐島前地域を舞台に対話し、実践し、探究し続けることで、自分の興味や夢を明確にしていきます。高校の授業のなかで取り組む「夢探究」に加え、隠岐國学習センターで行っているのが「夢ゼミ」です。

これまでに、自分たちで育てたじゃがいもを加工して地域のマルシェで販売したり、大人と一緒にコーチングを学んだり、ウェルビーイングについて考えたりと、生徒一人ひとりの関心を掘り下げながら、さまざまな活動に取り組んできました。

生徒の自主企画の夢ゼミや学年ごとに開催する夢ゼミ、地域の方や島外の方々と連携した夢ゼミなど、内容も進め方もそれぞれで、正解はありません。スタッフは生徒と一緒に考えながら、ともに企画や設計、運営のサポートを行います。

だんだんトーク(面談)
生徒とは週に1度を目安に、スタッフとの面談を実施しています。進路や学習の進め方について相談したり、夢ゼミを進めるなかでなにを体験し感じているのかを言語化してみたり。その生徒が今どんなことに関心を寄せているのか、どのような状態なのかを知る機会にもなっています。

スタッフによって生徒への接し方はそれぞれですが、共通して大切にしていることのひとつが、生徒のチャレンジを応援し、成長を一緒に喜び合える存在であることです。

学習に専念する生徒も、夢ゼミに熱中する生徒も、大なり小なり新しいチャレンジに取り組んでいます。少しでも前に進めたとき、一緒に喜ぶ大人として側にいること。そのために面談の時間以外にも、生徒一人ひとりの様子や変化をよく観察しながら、その都度適切な関わり方をすることを心がけています。

学習センターで働く人

2022年にスタッフの座談会を開催しました。それぞれが感じているやりがい、島暮らしの様子などもご紹介しています。

隠岐國学習センターで働くスタッフ、関わる人たちのことを、隠岐國学習センターnoteで紹介しています。ぜひ、こちらもご覧ください。

センター長、竹内にインターンと生徒がインタビューしたインスタライブ「学習センタースタッフトーク」を開催しました。ぜひご覧ください。


ともに働く仲間、募集中

現在、隠岐國学習センターでは2024年春から一緒に働く人を探しています。募集の詳細は採用ページよりご覧いただけます。


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