未来は自分たちでつくれる。そう信じて歩き始めました。<魅力化構想のつくりかたvol.1>
こんにちは。
隠岐島前教育魅力化プロジェクトnote担当の浅井です。
今日は、隠岐島前教育魅力化構想のつくりかたについて
書いてみようと思います。
今、私たちは日々の業務と並行して「魅力化構想」を作っています。
この「構想」については少し前にnoteでも書きました。
「第3期隠岐島前教育魅力化構想」の前文には
こんな文章が置かれています。
また、こうもありました。
この文章が書かれてから5年が経った今、
私たちはまた新たな葛藤の中で構想づくりを進めていこうとしています。
5年前、多くの人と共に未来を描くことはできた。
しかし、描いた未来の実現に向かう道についてはどうだっただろうか?
夢を描いた人たちと一緒に歩めた5年間だっただろうか?
魅力化プロジェクトとして正直に振り返った結果、
答えはNoでした。
次の5年は未来を共に描き、描いたその先も一緒に歩んでいける、
そんな構想をつくりたいと考えています。
そのためには3期の構想よりさらにもっと多くの
島前を取り巻くひとびとの、本心で願っていること、
未来に抱いている希望、譲れない想い、大切にしたいこと…
それらを構想にのせていく必要があります。
本音での対話をするべく、9月からプロジェクトメンバーたちは
8つのチームに分かれて、西ノ島町、海士町、知夫村の
さまざまなセクターの方々とワーキンググループを結成しました。
5年前の構想では構想策定委員会をつくり
多様な方々と集い合ってつくりました。
その時よりも更にじっくりと、立場や役職を超えて個人の願いも大切にした
本音の対話ができるようにという思いを込めています。
対話相手は、高校の先生、小・中学校の先生、
教育委員会のさまざまな立場の方、小・中・高生の保護者、
現役高校生、高校の卒業生、小・中学校の子どもたち…などなど。
ここから年末にかけて何度も話し合いを重ね、
それぞれのグループで未来につながるアイデアを磨いていきます。
さらにグループを越えて混ざり合う時間もつくりながら、
皆で未来の姿を形にしていきます。
教育関係者だけでなく、ここ島前地域に住まう大人も子どもも、
一緒になって考え、アイデアを出し、心を通わせ合いながらつくれたら、
5年前よりもまた一層、深みをもてるのではと思っています。
ちなみに。対話の場の一つとして、
去る9月8日に「島の教育会議@隠岐島前高校」が開催されました。
全校生徒が、校則、授業、行事、島親、進路…など、
他にもさまざまなテーマで12年後(高校の創立80周年の年)の
高校の未来を描くアイデアを出し合いました。
「校則」チームのアイデアをちょっとだけ覗いてみると―
≪生徒と教員がともに考える、更新し続ける校則≫
≪乗り物の免許をとりたい!(船で釣りに行きたい)≫
≪毎週、一つの校則を入れ替わりでなくしてみる≫
≪見た目に関しての校則をなくす≫
≪服装や身なりは掴まらなければなんでも良しとする≫
≪入学したら一人一匹、生き物を飼う≫
≪校則をなくしてみよう≫
…などなど、ここからどう展開していくか楽しみなアイデアがたくさん出ていました。
日々に忙殺されてしまうと、
目の前の仕事をこなすことで精一杯になりがちだけれど
少し先の未来に想いを馳せて
「○○さん、12年後は何歳になってる?その頃どこで何をしている?」と
自分や相手の人生と重ねながら対話する時間は、
構想があるから生まれることだなあ、豊かだなあ、と感じています。
「未来は自分たちでつくれる」と多くの人が信じて言葉にして、
歩んでいった先にはどんな未来があるのでしょう。
今後の構想づくり(答えがなさすぎてしんどい時もあるけど)、
ますます楽しみです。
またnoteでプロセスを紹介していきますね。
お楽しみに。
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